日本一周に行ってきます
その後すっかり放置してしまいました。
その後ですが、沖縄からは無事に戻りまして、しばらく前職でアルバイトしたりなどの日々でした。
これからですが、ベンリィで日本一周の旅に出ます!タイトルに日本一周と付けたかったので、ブログも別に立ち上げることにしました。
こちらのブログは旅を終えたらまた日々を綴って行こうと思います。それまでは日本一周ブログの方をよろしくお願いします!
沖縄ぶらり旅 12〜14日目
ちょっと更新が滞ってしまいました。
3日間をダイジェストで書いていきます。
■1/18
ネットカフェを朝5時に出る。
早く出発したかったわけではなく、単にナイトパックの時間制限の問題なので、24時間営業のA&Wへ行って朝食がてら時間を潰した。
8時過ぎに出発して海岸沿いに本部港を目指す。
この日は天気は悪くないんだけど、とにかく風が強い。東京基準だとちょっとした台風くらいある気がした。
距離はそれほどなかったが、吹きすさぶ向かい風に自転車ではなかなか進めず、本部港に着いた頃には10時を回っていた。
強風で旗がほとんど倒れている。
11時のフェリーで伊江島に出発。30分ほどで到着した。
伊江島は先日ふとしたことで知り合った方がここの出身で、ぜひ行ってみて欲しいと言われており、この旅で絶対来ようと思っていた場所だ。
この島はかつての大戦で米軍との最終戦が行われた場所であり、島の1/3は米軍の演習場となっていたり、島内に大きな滑走路があったりと、今も戦争の爪痕が残る場所。
一方で、平坦な地形と美しい海岸も有名で、サイクリングやダイビングの名所にもなっており、春には島内一周マラソンも企画されているようだ。
島の天気はかなり良かったが、風はより一層強くなっていた。自転車で回るつもりだったけどこれはちょっと難しいと思う。
なのでバイク借りちゃった。
すまんうっちん号、この風では君のペダルはちょっと重すぎるんだ。
そんなわけで、ブンブブンブンと島内一周してきました。
向かい風がものすごく体に打ち付けてくるのがちょっとアレだけど、最高の爽快感!今度はベンリィと走りたいな。
島には外灯がほとんど無く、日が暮れると真っ暗になるので早めに晩ご飯を食べて宿へ。ちなみに食堂は19時で閉まる。
トンカツ定食700円、量に比べて安いと思う
でも島内には24時間営業のコンビニもあるので車なら買い出しも安心。
沖縄の菓子パンはでかい
この日は朝5時起きだったのでさっさと就寝。ネットも繋がらないので夜ふかししてやることもないんだけど。
■1/19
この日もバイクを借りてあちこちお出かけ。
昨日と同じ食堂で早めの昼ご飯
フーチャンプルー。初めて食べた。
食後は島の聖地、城山へ。
伊江島は楕円形をしており、そのど真ん中この山があるので、まるで目玉焼きのような形をしている。
山には登ることができるので行ってみた。
頂上からは島内をぐるっと360度見渡すとができ、まさにパノラマビューだ。
かなり急な道なので結構疲れたけど、行くだけの価値はあったと思う。
夕方、最後のフェリーが行った後のフェリーターミナルで空を見ていた時。
不意に何とも言えず寂しくなり、胸が締め付けられた。
なぜかわからないが、家に帰りたいという気持ちが湧き出てくる。これがホームシックなのだろうか。
が、今は「残って何するの?本当に残りたいの?」という疑問がどうしても自分の中から出てきてしまう。
帰ろう。
赤く染まってゆく空を見ながら、誰もいない波止場でひとり呟いた。
晩はまたトンカツ定食
■1/20
宿を出て10時のフェリーで本島に戻る。
さよなら伊江島。今度は暖かいときにベンリィと一緒に来るよ。
最初はカノジョが帰ってからも自転車旅を続けるつもりで、うっちん号は本部港に置いておいてバスで那覇に戻る予定だったのだが、帰ることを決めたのでうっちん号も運ぶ必要が出てきた。
本部から那覇行きのフェリーに乗ることにした。出航は16時半なのでそれまで本部のあたりを散策する。
沖縄そばの有名な店に行ってみたらやっておらず、かなり離れたところにある支店まで行ったり。
本部から橋で行ける瀬底島を訪ね、海が見えるカフェへ行ってみたり。
それでも最後は時間を持て余し、フェリーターミナルでこのブログを書いていた。
さて、時間が来たのでフェリーに乗って那覇へ戻る。
那覇に着くとなんだか変な安心感があった。都会の便利さや夜の明るさにほっとしているのだろうか。
ぼくは島への移住とかは無理なんだろうな。
その日泊まったゲストハウスは外国人や学生が多く賑やかだったが、明日には出ていくので特に交流などはせず、またみかど食堂で晩を食べてさっさと寝た。
沖縄ぶらり旅 11日目
■1/17
この日は強い雨が降る予報だったので、空の様子を見てダメそうだったら泊まっている宿にもう一泊しようと思っていた。しかし前日の夜に、ドミトリーは予約が入っており、個室もあと一つしか残っておらず、それもいつ予約が入るかわからないと言われてしまっていたのだった。
連休でもない日曜日なのになんでだろう…。今日は沖縄で大きな自転車レースが行なわれるらしいので、その影響なんだろうか。
いずれにせよ、いざ雨が降ってときに泊まるところがないというのは絶対に避けたい。
目的地の名護市は現在地からはおよそ40kmほどの行程だ。まあ、重たいうっちん号でも3時間ほどで着くんじゃないだろうか?
天気予報アプリでは雨が降り出すのは10時頃らしいので、7時の今出発すればなんとか間に合いそうだと判断し、出ることにした。
にしても、時間単位の予報が簡単にわかるとか、本当に便利な世の中になりましたね。
ともあれ出発。
いつもより距離が長く、しかも時間に追われているのでそれなりに飛ばして走る。幸いまだ雨は降っていないようだ。
ビーチも寄らずに走る!
ちょっとポツリと来てるけど気にせず走る!
だいぶ降ってきてなんか虹が出てるけど走る!というか降りはじめるのちょっと早いと思う!
諦めて一旦止まり、雨ルックに着替える。
まあまだポツポツなので進めるでしょう。にしても、予想よりも天気の悪化が早い。北に向かっていることで雨雲に近づく形になっているのだろうか。
これは急がないと辿り着く前に本降りになりそうだ。逸る気持ちでべダルを漕ぎさらにスピードを上げる。
しばらく走るとなにか視界に入った。
ん?
ハワイアンパンケーキ…?
寄りましょう。
食べましょう。
いやーうまかった。さて再出発…
「ああ、降っちゃったねぇ」
『降っちゃったねぇじゃないんだよ!だから先を急げって言っただろ!それをなんだ、キミねぇ藤村くん、パンケーキ食いてぇとか言い出すからこんなことになったんだろぉ!』
「おめぇだって食べたじゃねぇかよ!」
などと脳内で水曜どうでしょう的なやり取りがはじまったりしたものの、特に何も解決策はないので妄想はやめて走ります。
降ったりやんだりを繰り返し恩納村へ。行程の半分ほどまで来た。
このあたりから例の自転車レースの参加者を多数見かけるようになった。
のんびり走っている人も多いのでガンガン抜かしていったが、雨の中、レース参加者でもないのに荷台にデカいカゴをつけたMTBで爆走する男のことを彼らはどう思ったんですかね。
やがて名護湾に入り…
向こうに名護市街が見えてきた!
ようやく名護に到着!
喜んだり観光する暇も無く、さっさと近くのネットカフェに入る。
自転車レースの影響なのか、名護にも良さそうな宿の空きは無かったので、今日はもうずっとここで過ごすつもりだ。
沖縄に来てそんなんでいいのかとも思うけど、まあ雨の日くらい良いだろう。
その後、朝までずっとネットカフェで過ごした。結果的にはこの後かなりの大雨になったので、良い判断だったと思う。
明日は良い天気という予報なので期待!
沖縄ぶらり旅 10日目
■1/16
この日が土曜日なこともあるのか、残波岬はツアー客などで少し混雑していた。
沖縄に来てもう10日目になるのか…。
うだつの上がらない状況が続いており、業を煮やしてもう自転車を諦めて那覇に帰る。
つもりだったのですが。
なんとここに来ての晴れ、しかも快晴と言っていいくらいの空模様。
昨日までの天気予報では曇りのち雨だったはずなのに、これはいったいどういうことなのか。
沖縄が自転車旅をやめるなと言っているのか。
ともあれ、こうなったからには那覇に戻っている場合じゃないので、北上を開始する。
あーもう、天気がいいと本当に気持ちいいなぁ!
おそらくこの旅はじまって以来の天気の良さに、昨日までの陰鬱な気分は完全に吹き飛んだ。
うん、今日は読谷を通って残波岬を見に行こう。
58号線を走り、嘉手納を抜けて読谷へ。途中で立ち寄ったショッピングモールの裏でヤギが飼われていたのにびっくり。
昨日の北谷からこのあたりは米軍基地が点在(というレベルの大きさではないが)しており、嫌が上にもその存在を感じさせる。
政治的な立場はどうあれ、実情として基地はそこにあり、共存せざるを得ない日常がそこにはあるのだ。
お腹が空いたので読谷の海が見えるカフェへ。
他に客はまだいなかったので、特等席を取れた。今日はツイてるなぁ。
最高のロケーションでおしゃれなカフェ飯をいただく。うーん、幸せ。
その後も残波岬まで素晴らしい風景が続く。
いいなぁ読谷。
いま現在の「沖縄に移住するとしたらどこに住むか」ランキングだと断然トップだ。
青い空、エメラルドグリーンの海、ブルーシールアイス、たまらないね。
アイス食べたあとに灯台に登ってみた。入場料200円。
エレベーターはなく、階段でひたすら10階くらい上がったら、最後にハシゴを登ってこじんまりとした出口をくぐると、そこは灯台の上。
心地よい風が気持ちよかった。
残波岬を後にして、真栄田岬の手前まで来たあたりで時間は14時半。
このあたりに評判の良いゲストハウスがあると聞いていたので、今日はそこに泊まることにした。
荷物とうっちん号を宿に置いて、少し休んだ後は夕方まで海辺を散歩。
夕飯を近くの居酒屋で食べてたら、地元の酔っ払いおじさんに絡まれる。
が、完全な沖縄訛りで何を言っているのかぜんぜんわからなかったので、とりあえず適当に相槌をうち愛想笑いで誤魔化す。
こういう状況をうまーくやり過ごせるようになりたいなぁ。
とりあえず今日は本当に楽しかった!読み返してみるとだいぶはしゃいでますね。やっぱり天気は大事だなぁ。
宿の近所にあった謎の店
沖縄ぶらり旅 9日目
■1/15
昨日はもう那覇に帰ろうと思っていたが、この日は天気が少し良くなっていた。なのでいったん棚に上げ、とりあえず北谷に行くことに。
北谷からならすぐ那覇に戻れるはずなので、とりあえず行ってみて考えよう。
昨日に続いて今日も食欲をセーブしない方針。
なんとなく肉が食べたかったので、近くのステーキハウスが開くまでカフェで待機し、開店と同時に入る。
念願のステーキは写真を撮り忘れ…。柔らかくてたいへん美味しゅうございました。
沖縄市から北谷までの道は下りが多く、12時には到着した。
のんびりと街を流してみる。
このあたりは米軍基地が近いせいか、建物やビーチがかなりアメリカンな感じだ。
そのものズバリなアメリカンビレッジというショッピングモール? もある。
その後ぶらぶらと海沿いを北上していると、たいへん不快な出来事に遭った。
自転車に大荷物を積んで走っているおじさんがいたので、自分と同類かと嬉しくなって話しかけてみたのだが、
「こんにちはー」
『…なに?』
「…いや、自転車で旅されてる方なのかと思って」
『そう見える?(喧嘩腰に)』
と、取り付く島もない対応、そしてこちらを訝しげに睨みつけて去って行った。
腹が立ったので追いかけて海に投げ込んでやろうと思ったが、沖縄の海にゴミを捨てることになってしまうので思いとどまった。
思うに、あれはひょっとしてハンセンカツドウカというやつだったんだろうか。まあ、挨拶も返せない時点でろくな人間じゃあないんだろうけど。
その後も詳細は省くがちょっと切ないことがあったりと、悪くなった気分に合わせるかのように天気も悪くなってきた。テンションガタ落ちだ。
とりあえず食欲を満たしてごまかそうと、近くにあったブリトーの店に入った。
カウンター越しにあれこれ組み合わせやトッピングを選んでブリトーを注文するようだ。サブウェイみたいなもんか。
とりあえず、ドリンクのカップがデカい。
しかもドリンクバーで飲み放題。これがアメリカンスタイルらしい。そりゃアメリカ人デブるわ。
ブリトーはまあ、こんなものかといった感じかな。タコスのほうが好みかも。
なんだか天気も悪くなったし、いろいろあってやる気がなくなってしまったので、今日は那覇に戻らずこのあたりで宿泊することにした。まったく積極的な理由じゃないのが我ながら悲しい。
ホテルに入って、本格的に雨が降り出す前に晩飯を食べに行ったが、特にこれといった店が見つからない。
仕方なくスーパーで適当におにぎりとか買ったのだが、その帰り道で「ごはん屋」と書いてある看板を見つけた。
迷う…せっかくだからちゃんとしたものを食べたいが、もうおにぎり買っちゃったし。値段とかわからなくて怖いし…。
まあいいや、ええいここだ、入っちまえ。
などとグダグダやったものの、結果的には多少値が張るけどとても美味しい良いお店だった。野菜が多くて嬉しい。
お店の方も気さくで、この時期の沖縄の気候やホテルの混雑事情についていろいろ教えてくれた。
なんでも2月にはだいぶ気候が良くなるけど、プロ野球のキャンプが始まるのでホテルが取りづらくなるんだとか。
いろいろと話ができて、ささくれだっていた心が多少落ち着いた。
宿に帰ると雨が強まってきたので何もせずに寝る。降らなかったら夜のアメリカンビレッジに行きたかったんだけどなぁ。
やっぱり明日は那覇に帰ろう。
沖縄ぶらり旅 8日目
■1/14
なんだか覇気がなくなっているせいか寝過ごして10時出発。
まあ、どこに行くという予定も無いんだけど。
天気はこの日もやっぱり曇り。
今日はとりあえず観光は二の次で、食べ歩きを優先することを決めた。落ち込んだ気持ちをケアするためにシンプルな欲求を満たしたかった。
まず宿の近くにあるタコスの有名店に行ってみた。
はい定休日。もう沖縄に嫌われてるんじゃないだろうか…。
なぜなら、沖縄では湯船に浸かるという習慣が薄く温泉や銭湯はほとんどないため、宿にも湯船がなくシャワーだけのことが多く、この旅ではこれまでシャワーだけしか入っていないのだ。
もうそろそろ風呂の禁断症状が出ていたため、それだけは絶対に行くのだ!
ひとまず途中の食堂に入る。食券機に「ランチ」というメニューがあるが、ランチの内容を示す情報は特に店内に無かった。
面白そうなので頼んでみた。
ベーコン、ウインナー、チーズハンバーグ、ポークスパム、玉子焼き、焼き肉、焼き豆腐。まさにザ・タンパク質と言った盛り合わせ。ぼくが中学生なら泣いて喜ぶラインナップだ。
こんな店、近所に欲しいなぁ。
定食屋を出て少し走ると雨が降ってきたので、すぐ近くにあったタコス屋に入る。今日は食いまくりだからいいのだ。
お店の名前はキングタコス。沖縄ではタコライスが美味しいことで有名なローカルチェーン店らしい。
タコライスは昨日食べたのでタコスを注文した。タコスはやっぱり皮がパリッとしているやつが美味しいと思う。
少し店内で待ってみたものの、雨は降ったりやんだりしているので、もう気にせずに走ることにした。
風呂に入りたい、ただそれだけしか考えずにペダルを漕ぐ。1時間ほどで健康ランドにたどり着いた。
念願かなってゆったりと湯に浸かった。施設はちょっとこじんまりしているけど、やっぱり風呂はいいなぁ。
風呂からあがったら休憩室でまったりし、計3時間ほど滞在して出発。
あ、健康ランドの写真撮り忘れた。
風呂に浸かりながら考えた結果、いったん那覇市に戻って、自転車から他の交通手段に切り替えることに決めた。
もともと21日にはカノジョが休暇を利用してこっちに来るので、それまでには那覇に戻らないと行けないスケジュールだったのだが、これだけ天気が悪いと、あまり先に進むといざという場合に戻ってこれないかもしれない。
ただ、今日はもう時間も遅いので沖縄市にもう一泊することにして、サクッと宿を決めて入る。
あとはひたすら食欲解放。
夕食はオムライス
夜食は生姜焼き定食
写真は無いけどコンビニのプリンも食べました。
やけ食いに近い気もするけど、なんだかちょっと元気になってきたかも!あとはたっぷり寝て明日からまた頑張ろう。
沖縄ぶらり旅 7日目
■1/13
8時半出発。今日もどんよりとした天気。
329号線をひたすら北へ。
1時間半くらいで沖縄市に入った。
途中、中城城跡に寄るつもりだったが、登り道がずっと続くのを見て寄るのをやめた。
特に何をするというわけでもなく、ダラダラと時間を潰した後、適当に見つけた宿に入る。
気を紛らわそうと近所の商店街を散歩してみたが、活気が感じられない景色に憂鬱な気分がさらに酷くなった。
なんだろう?このモヤモヤは。
ホームシックというわけではないのだろうけど、正直、この旅を続けるのがなんだか辛くなってきた。
雨ばかり気にして、登り坂の度に疲れ果てて。
自分がやりたいのは、望んでいた沖縄は本当にこんな感じだったのだろうか? とか考えてしまう。
やっぱり天気かなぁ。
昨日の久高島は晴れ間が出ていて気分が盛り上がったし。
東海道のときにこういう気分にならなかったのは、きっと天候に恵まれていたからなんだろうな。
この先も天気は微妙なようだし、一旦那覇に戻ろうかな。それでもとりあえず沖縄の南部は一周したということになるし…。
とりあえず今日はよく寝て、明日決めよう。
晩はタコライス