人生は一度だけ

一度だけの人生を思い切り楽しむために。

沖縄ぶらり旅 3日目

■1/9
昨日の雨は止んで、空には晴れ間が出ていた。今日は降ることはなさそうだ。

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予定では8時頃には出発して南城市方面に向かうつもりだったが、思い悩んだ結果、9時半まで時間を潰してまず豊見城市へ向かった。

どうしても寄りたい場所があったのだ。

それは…


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えーと…
アクションカメラを持ってきていたのだけれど、自転車用のハンドルバーマウントが無かったからです。

安いやつでよかったのに一種類しか置いてなかったので3000円のものを購入。痛い出費…。




そして、気を取り直して向かった先は…



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…はい、沖縄関係ないですね。

でもここが今日の勝負ポイントといえるほど大事!

昨日一日乗ってみて、リュックを荷台に縛り付けてこの先やっていくのは無理だ、と判断したので、わざわざ後戻りしてまで何かしらのカゴを取り付けにやって来たのです。

かれこれ一時間近く思案を重ね、選んだパーツを取り付ける。レッツDIY!

ただし、作業場所は店を出てすぐの駐輪場。しかもレンタサイクルを勝手に改造。なんだかギリギリだな。


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取り付けはシンプル、荷台にカゴ(みかん採集箱)を載せて、ステーで挟んでボルトナットで固定するだけ。


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はい完了。


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なかなかの仕上がり。

重心のバランスがかなり悪くなったし、足が後ろを跨げなくなったので、乗降時はいったん車体を倒してよっこいしょって感じに足を拔かなければいけなくなってしまったが、それでも荷物が落ちる心配がなくなったのは非常に大きい。

さらに100円ショップに行って、カゴ用ネットを購入して落下対策も万全。


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完璧だ!

改造を施したことでちょっと愛着が出てきたので、沖縄旅の相棒であるこのMTBに名前をつけることにした。

うーん…

「うっちん号」にするか、沖縄っぽいし。




そんなわけで、うっちん号で国道331号線を南下し再び糸満市に向かい、昨日雨で進むのを諦めた地点から更に先へ。途中でスーパーに寄り、お昼ごはんの弁当を買う。

この先のルートだが、とりあえず海が見たいので、北名城ビーチ、名城ビーチに寄り、ひめゆりの塔を経由して大賀海岸でさっき買った弁当を食べ、その後は南城市へ向かうというふうに決めた。

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沖縄の道は歩道がやたら広いことが多い。そしてそこに路上駐車していて歩道が通れなくなっていることがすごく多い。

途中、それを防ぐためなのか車止めがやたらに設置されているところがあった。こんなに広い歩道にしなきゃいいのに。


北名城ビーチへの道はサトウキビ畑の中を通っていく。途中で舗装路がなくなったりして、ハブが出ないかヒヤヒヤしながら進んだ。

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干潮のせいか、波打ち際に藻があってあんまり綺麗じゃないかも。でも天気が良いとやっぱり気持ちいいですね。

続いて名城ビーチへ。

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入場ゲートが近づくと…あれ?


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立ち入り禁止…


仕方が無いので諦めて国道331号線に戻り、ひめゆりの塔を目指す。ちなみに海岸から国道331号線はけっこうな標高差があり割とキツイ。

割と登りが多く難儀したが、午後2時前にはひめゆりの塔に到着した。


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駐輪場代金代わりに花を買い、献花してきました。いろいろな悲劇の上に今の平和があるということを忘れてはいけないですね…。


そしてひめゆりの塔から少し走り、前半の目的地、大渡海岸に到着!

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ここの海岸は石灰岩で出来ているようで、裸足だと間違いなく怪我をするくらいギザギザしており、いわゆるリゾート的なビーチとは少し違うが、ダイビングやシュノーケリングで有名な場所らしい。


しばし海岸を散策した後、ベンチに座ってスーパーで買った弁当を食べた。

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じゅーしーという沖縄の混ぜご飯の弁当。なんだかかなりしっとりと言うかべたっとしている。この弁当がそうなのか、それともじゅーしーという料理がそうなのか、今はわからなかった。




その後は南城市に向けてひたすら走る。

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午後3時近く、そろそろ今日の宿が気になる時間になってきた。

途中の八重瀬町でコンビニに入った時に宿を探し電話してみるものの、あまり良さそうなところは見つからず、あっても何故か電話が繋がらない。

仕方がないのでとりあえず進むことにする。南城市に入る頃には午後4時になっていた。


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ここから坂を下り海に向かうと、奥武島という小さな島に繋がる橋に出る。奥武島はこの旅で行きたかった場所の一つだ。


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島の入り口にある店で天ぷらを買った。沖縄では魚やイカの天ぷらが日常的におやつとして食べられているらしい。

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衣が厚くソースで食べる独特の天ぷらを食べていると、野良猫が鳴きながら寄ってきた。いつもこうやって分け前を得ているのだろう。

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他の猫も匂いを嗅ぎ付け集まってくる。

沖縄にはあちこちに野良猫がいるが、奥武島には特に多い気がした。



また宿泊先を探してみたが、相変わらず連絡が取れない。やっと繋がった宿も今日は営業していないと言われ途方に暮れる。

野宿…?いやいや流石にそれは避けたい。

南城市奥武島の宿は諦め、祈るような気持ちで八重瀬町のゲストハウスに電話をかけてみるとこちらは大丈夫でほっとした。

来た道を戻ってしまうことになるが、背に腹は変えられない。奥武島を後にし、再び八重瀬町へ戻りゲストハウスへ。

だがゲストハウスは高台にあるため、海岸近くからずっと登り続けることになり、もう足が限界に来ていたので漕ぐのはやめてひたすらうっちん号を手押しする。

宿に辿り着いたのは午後6時過ぎになった。

宿の主人は快く迎えてくれ、ガイドブックを見せてもらったりやおすすめの宿など親切にいろいろ教えてもらった。

部屋も綺麗でとても良い宿のようだし、この辺りはいろいろと見所があるということを教えてもらったので、連泊して明日は腰を落ち着けて観光することにした。

なんだかんだ行ったり戻ったりで、疲れてる割にはあまり進んでいないですね…。