人生は一度だけ

一度だけの人生を思い切り楽しむために。

東海道五十三次徒歩の旅 11日目(磐田〜浜松〜浜名湖)

10月22日

 
7:30
起床。
 
この日はようやく半分を超えたということで実質OFFにしようと思っていた。
 
なので寝過ごすつもりだったが早く起きてしまう。よく眠れたというわけではなく、枕がちょうど良いのがなく夜中に何度も起きて正直ちょっと不眠気味だった。
 
二度寝しようとしてみたがどうもできそうにない感じだったので、仕方なく起きることにする。
 
他の宿泊客二人はよく眠れたようだった。
 
のんびりと準備しながら旅の話をしたり、宿のおかあさんが出かけるというのでお礼を言ったりしているともう9時に。そろそろみな出発しようかということに。
 
ぼくが一番最初だったので、二人に見送ってもらった。
 
一緒に泊まった二人、宿のおかあさん、居酒屋の常連さん達。
 
名前も知らないけれど、ライダーハウス初体験での出会いと別れをぼくはずっと忘れないだろう。
 
さよならだけが人生だ。
 
f:id:kodokunoguruman:20151025225439j:image
ネコともお別れ
 
 
9:35
浜松を目指し、天竜川を渡る。
 
かつては国道1号線には歩行者用の橋が無く危険だったらしいがいまはあるので安全らしい。
 
また今回の旅では150号線を使ったのであまり関係なかった。天竜川については、旅立つ前は結構警戒していたが実際は特に何もなかった。案ずるより産むが易しということか。
 
 
 
11:10
浜松駅のあたりに到着。
浜松餃子を食べようと有名店の「むつぎく」に行ったのだが、開店は11時半だった。
 
駅の写真を撮ったりコンビニに行ったりして10分ほど時間を潰し戻ってくるともう行列ができはじめており焦る。
 
なんとか5番目くらいに並べたが、その後どんどん人が集まってきてあっという間に長い列ができる。危ないとこだった。
 
浜松餃子はさっぱりしていていくらでも食べられそうな感じ。エネルギーが必要なこの旅にはちょっとヘルシー過ぎたかもしれない。
 
f:id:kodokunoguruman:20151025225643j:image
 
会計をして店を出た頃には12時を廻っていた。
 
今日は浜松まで10km程度歩いてこれで終わりにするつもりだったのだが、浜松駅周辺で良さそうな宿泊先が見つからなかったので、思い切って浜名湖の宿を取って歩くことにする。
 
 
              
13:05
ひたすら歩く。本当は休みにするつもりだった反動だろうか、それとも前日よく眠れなかったせいか疲労感が酷い。背中にべっとりと疲労が張り付いている。
 
無理して進んでいたが、40分ほど歩いたところで限界がきた。
 
このままではやばい、なんでもいいからどこかに入って休みたい。
 
そう思っていた時に、昨日入り損ねたファミレス「さわやか」の 浜松店が現れたので一も二もなく飛び込んだ。
 
f:id:kodokunoguruman:20151025225711j:image
救いの神あらわる
 
店内は混んでおり並んでいた。自分が汗臭いのが自覚できているので待合室の隅っこの方に座って待つ。
 
ちょうどランチタイムの入れ替えどきだったらしく、それほど待たずに席に着けた。
 
名物のげんこつハンバーグを頼む。半生でも食べられるのが売りのようで、赤いままお食べください、とテーブルに敷いてある紙に書いてあった。
 
f:id:kodokunoguruman:20151025225812j:image
 
味は文句無しにうまい。地元で人気があるのも納得だ。
 
食べ終わった後、疲労で放心しているといつの間にか居眠りしてしまって、店を出る頃にはすでに15時を過ぎていた。
 
 
 
16:20
浜名湖の近くまで来る。よく戦国時代などで聞く、遠江というのはこの浜名湖のことらしい。
 
f:id:kodokunoguruman:20151025225933j:image
 
宿まではあと4kmほど。ここからがやたら長く感じるのはもう恒例だが、他にどうしようもないので心を無にしてとぼとぼ歩く。
 
 
 
17:30
ようやく宿に到着。
 
一時はいくら歩いても近づかないと思えたくらい予想よりも奥まった場所にあり、疲労も相まって部屋に入った瞬間ベッドに倒れこんでしまった。
 
f:id:kodokunoguruman:20151025230113j:image
歩いても歩いても近づいてこなかった
 
ちょっといいホテルだったのでさすがに部屋もきれいで広く大浴場もあり、その後は非常に気分良く過ごせて溜まった疲労が少し抜けた気がする。
 
今度はちゃんとした旅行で来たいな。