人生は一度だけ

一度だけの人生を思い切り楽しむために。

東海道五十三次徒歩の旅 19日目(草津〜大津〜京都三条大橋)

10月30日

 
7:00
起床。
まだ時間に余裕があるので写真の整理をする。
 
これまで撮った写真を見ていると、なんというか長かったなぁ、という気持ちになる。旅も終わりだ。
 
 
 
8:45
出発!
 
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昨日と違いモチベーションが高い。今日で終わりだと思えばやる気も出てくるというものか。
 
なか卯で朝食、昨日食べられなかった親子丼を食べた。
 
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草津から京都は目と鼻の先と言えるが、それでも18kmはあるので、到着は午後になるだろう。
 
ここから琵琶湖が近いので、東海道から少し離れて、近江大橋から琵琶湖を渡って大津へ向かうことにする。
 
 
 
9:45
草津イオンモール前に着く。
 
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荷物を送り返しすぎてろくな服が残っていないので、京都や大阪で着るための服を買おうかと思ったがまだやってなかった。仕方ないけど諦めるか。
 
イオンモールからはすぐ近江大橋に入った。歩行者と自転車用の道が広く取ってあってなかなか快適。
 
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琵琶湖を渡るといっても端のほうなので15分ほどで渡り終えてしまった。今度は自転車かバイクで琵琶湖一周とかしたいな。
 
 
 
10:15
近江大橋の出口のあたりで、googleマップ通りに進むと横断歩道がない。またか…。
 
仕方なくかなり戻って歩道橋を渡ると、マクドナルドがあったので、ちょっと早いけど入って休憩する。だいぶ気が緩んでるようだ。
 
15分ほど休んで出発。
 
 
 
11:00
石場駅のあたりから旧東海道へ。
 
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長かった東海道との付き合いも今日で最後かと思うとちょっと寂しい。
 
 
 
11:25
最後の宿、大津宿まで来た。もうちょいだ!
 
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ここからは国道1号線を進み、最後の難所である逢坂へ。
 
 
 
11:45
大谷関所跡でトイレと休憩。
関所はもう失われており、箱根や新居のように残ってないらしい、残念。
 
 
 
12:15
国道1号線を離れてまた旧東海道へ。20分ほどでとうとう京都入り!
 
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13:00
京都に入ったものの、ゴールである三条大橋まではまだもう少しあるので、途中の山科でお昼をたべていくことにする。
 
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カツカレーを食べたのだがなんだかまだ食欲があったので、もう少し先にあった店でローストビーフ丼も食べた。
 
さすがに腹一杯で苦しい。ここまでこういうことはしてなかったので、やっぱり気が緩んでいるのかな。
 
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山科の商店街でやってた謎のイベント
 
 
 
13:50
九条山で最後の山越え!
 
抜けると東山エリアに出た。このあたりまで来るといかにも京都といった街並みになってくる。
 
あとは河原町方面へまっすぐ歩き続けるだけだ。
 
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14:40
そして…
 
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ついに…
 
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ついに…
 
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ゴーーーーーーール!!
 
19日目にしてとうとう500km近くの行程を踏破!!!
 
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弥次さん喜多さんも安堵の表情
 
 
 
それにしても、長い、長い旅だった。
 
正直、やり遂げたという達成感はまだそれほどなく、それよりも、もう歩かなくていいんだ、これでやっと帰れるんだ、という気持ちが強い。
 
どちらかといえば楽しいよりも辛いという気持ちのほうが上回ってたし、もう一回やれと言われても絶対やらない。
 
また、これをやり遂げたからといって、この先に何か人生でプラスになるといったことも多分無いだろう。
 
それでも、それでも。
 
やってみて本当に良かったと思う。
 
乗り物によるワープを一切せずに、東京から京都まで自分の足だけで辿り着いた。
 
危ないところも何度かあったけど、なんとか無事に乗り越えられたり、この旅の間は天気もずっと良くほとんど雨も降らなかったり、天運も味方してくれていたと思う。
 
 
 
これはとても無理だと思った初日の夜。
 
疲れ果てて座り込んだ湘南海岸の夕焼け。
 
箱根の下りでの足の痛み。
 
鈴鹿の果てしなく続く絶望的な道。
 
東京では見られない素晴らしい風景や東海道の史跡。
 
そして、旅の途中で出会った人々。
 
すべて自分の中でずっとピカピカに輝く思い出だ。
 
すべてに感謝したい。
 
ほんとうに、ほんとうにありがとう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
まあ、帰るのは翌日の深夜バスなので、歩き縛りは終わりだけど旅はもうちょっとだけ続くんだけどね。