東海道五十三次徒歩の旅 14日目(知立〜名古屋)
10月25日
6:30
起床。
とりあえず朝風呂に行くと妙に右足の指が痛い。風呂を上がってからよく見ると、足の親指と人指し指の股が避けていた。これは痛いはずだ。
血は出ていないので、ひとまずオロナインを塗り絆創膏を貼っておく。
7:50
出発する。
今日は木枯らし一号がきているらしく、やたらに風が強く天気が良いのに寒く感じたので、リュックから予備のシャツを出して重ね着する。
怪我のせいで足が痛いので歩き方がおかしいが、なんとか今日は名古屋まで行きたい。
8:50
すき家の牛丼はあまり好きでないので普段は行かないんだけど、この旅では随分と助けられているなぁ。
10:15
昔競馬に凝っていた時期があったけど、最近はさっぱりなのでどんな馬が走るのかとか全然わからない。
11:10
足が痛く、なるべく最短で歩きたいため鳴海宿のあたりは飛ばすことにする。気がつくといつの間にか名古屋市に入っていた。
13:00
名古屋でどうしても行っておきたかった、コメダ珈琲の姉妹店「おかげ庵」に入る。
足の痛みで変な歩き方になっていたせいか随分疲れていたため14時くらいまで休む。
14:20
日曜日のためか参拝客はかなり多かった。
14:45
ようやく名古屋の中心街に入る。さすがに都会だ。
さらに30分ほど歩くと大洲というエリアに入ったが、ここまでではあり得なかったすごい人出だ。原宿と秋葉原を混ぜたような雰囲気。若者向けの街なんだろうな。
休日の街をブラブラしてる人たちと、徒歩の旅ペースがすっかり染みついているぼくとでは歩くスピードがあまりに違っており、人を避けて歩くのに難儀する。
16:30
宿に到着。
今日はとにかく足の指が痛かったので、普通に個室で休めることに安堵し、一時間ほどベッドに倒れこんだ。
その後はホテルの大浴場が温泉だったのでゆっくり浸かり、部屋に戻って足のケア。
朝から傷んでいる足の指の傷はあまり良くなく、ときどき引き攣るような痛みが走る。どうも歩いているときに足の親指と人差し指が上下にずれて、汗で柔らかくなった股の部分が擦れているようだ。
治るまで無理はしないほうがいいのは間違いないのだが、10月中にゴールすることを考えると明日は四日市まで足を伸ばしたい…。
それにしても、足首が良くなってきたかと思えばこれだ。どうしてもどこか痛むのは避けられない旅なんだなぁ。
20:30
ひとまず名古屋まで無事に(?)来れたということで、ちょっと奮発して近くの洋食屋でいわゆる「名古屋めし」をいただく。
味噌カツにエビフリャー、鳥手羽の唐揚げと名古屋を大満喫。
その後は部屋に戻って服を洗濯した後、明日の長行に備えて早めに床についた。
原始的というか、日中が歩き詰めでつらいぶん、食べることと寝ることにすごく貪欲になっている。
食費も削るし泊まるのもネットカフェ、というのは自分には無理なんだな、とわかったのがこの旅での発見です。